研究はどこでしているのですか?

私たちの研究室は東京工業大学大岡山キャンパスの西9号館にあります。

研究室では全員自分の机とコンピュータを持ち、他の研究室メンバーと一緒に机を並べます。

研究室に所属すると、研究室はあなたの「拠点」になります。あなたは自分の時間の大部分を研究室で過ごす様になります。授業やゼミに行く時も、これまでのように家から直接教室に行くことは少なくなり、研究室から行って研究室に帰ってくる様になるでしょう。研究が忙しくなると研究室に泊まって夜研究を行いたくなるかもしれませんし、また研究室でパーティーをやることもあるかもしれません。研究室はあなたの「第二の家」となります。

また、私たちは学生室の他に実験室やミーティングルームも同じ建物の中に持っていて、学科/専攻共通の設備とともに利用することができます。

私たちの研究室では毎日朝何時から夕方何時まで研究室に居なくてはならないという「コアタイム」は設定していません。どうしても研究室でおこなわなければならない作業を除けば、自宅、図書館、カフェなどどこで研究をしてもかまいません。ただし、毎週ゼミのときに1週間分として妥当なアウトプットを持ってくる限り、という前提付きです。研究に使う時間が「ゼミの前の曜日の数時間だけ」にならないように。すぐに研究が頓挫してしまいます。

 

最終更新 (2011年 4月 03日(日曜日) 20:40)

 

ゼミとはどんなものですか?

ゼミは研究室の中で行われるミーティングで、たいてい指導教員の先生と一緒に行います。ゼミの目的は様々で、何かを勉強することであったり、アイディアを交換することであったり、議論することであったりします。また自分の研究を進めるための重要な動力源でもあります。

私たちの研究室では、毎学期いくつかのゼミがあります。1回のゼミの標準的な時間は90分(博士は1人45分)です。

私たちの研究室では大きな割合を留学生が占めているので、研究室全員が出席するゼミ(そして留学生が参加するいくつかのチームミーティング)では、公用語として英語を使用しています。

全体会

全体会には研究室のメンバー全員が出席します。全体会の目的は、研究室の他のメンバーが今何をやっているか知り、建設的な意見やフィードバックを与えたり手伝ったりすることです。

全体会にはまた「インターナショナル・デー」と呼ばれる特別な週もあります。この日は、私たちのメンバーの出身国について勉強し、その後その国の料理を楽しむためのものです。これまでにスペイン・デー、エクアドル・デー、タイ・デー、コリアン・デー、そしてチャイニーズ・デーなどを行ってきました。

道場破り

道場破りは他の研究室に挑戦に行くイベントです。私たちの研究室が他の研究室を訪れ、新しい研究のアイディアなどをプレゼンし、相手の研究室全員から「攻撃してもらう」(意見や批判をもらう)ことによりフィードバックをもらうことを主目的としています。また、他の研究室の研究を知ったり、他の研究室のメンバーと知り合いになる事も目的です。この道場破りは相手の研究室の都合に合わせて年に数回行っています。

リーディング(輪読会)

毎学期本を一冊選んで、一学期かけて研究室全員で読みます。本は全員が興味のありそうなものの候補から、毎学期の最初に全員の投票で選んでいます。毎週少しずつ(例えば1章)読んで来て、その部分の内容について議論をします。

ライティング

新しく研究室に加わったメンバー(B4, 他の研究室・他学科・他大学から入学した院生など)は、最初の学期にこのライティングのゼミに出席することが必修になっています。このゼミでは自分の研究に関連した文献をいかに集めるか、それをいかに読むか、そして学術的な文章としていかにまとめるといった基礎的なスキルを学びます。

チームミーティング

私たちの研究室では、各自の論文のための研究の他に、研究室のミッションを実行するために継続してチームでの研究プロジェクトを行っています。全員最低1つのチームに参加し、学期の間チームのミーティングをほぼ毎週行います。

B4ゼミ

学部4年生(B4)が自分の卒業研究に取りかかると、毎週卒業研究のためのゼミを他の4年生と指導教員とで行います。自分の研究ばかりでなく他のB4の仲間の研究についても議論し、皆で卒業研究を進めていきます。

M1ゼミ

修士1年(M1)のゼミでは、主に自分の研究の興味にそった文献を読むことに注力します。これはM1の学生全員の必修科目である経営工学特別演習(「輪講」)への準備でもあります。

M2ゼミ

修士2年(M2)のゼミは、修士論文の研究の議論を行います。この毎週のゼミによって修士論文研究を進めていきます。

Dゼミ

博士課程の学生のゼミは、各自の研究プロジェクトのためのものです。他の学年と違い、博士のゼミは一人一人個別に行い、標準的な時間は45分です。

合宿

年に1回研究室全員で2泊3日の合宿に出かけ、研究室のミッションや研究すべきテーマなどに関して集中的な議論を行います。

 

最終更新 (2011年 4月 03日(日曜日) 19:57)

 

学部4年生の生活はどんなものですか?

学部4年(B4)の学生は、多くの場合4年生の4月に研究室に所属します。

多くの学生は研究室に所属するまでに(学部3年までに)必要な単位数を取り終えているので、4年生ではそれほど多くの授業に出ることは少なく、その代わりに研究室で多くの時間を過ごす様になります。

私たちの研究室に所属すると、まず最初の学期はチームでの研究プロジェクトに参加してもらい、研究とはどんなものかを学んでもらいます。研究にはどんな方法があるのか、どんな道具を使うのか、どのような手順で進めるのかを、実際に走っているプロジェクトから学んでもらうとともに、私たちの研究にも実際に貢献してもらいます。 また、自分の研究テーマに関連した文献を見つけるにはどうしたら良いのか、どうやって読み、どのように学術文書としてまとめれば良いのかと行った基礎的なスキルはライティングゼミで学びます。

大学院への進学を希望する学生は、夏に行われる大学院の入試のための勉強も前期の間おこなうことになるでしょう。

第1学期(多くの場合前期)の終わりから第2学期(多くの場合後期)にかけて、いよいよ自分自身の研究テーマをみつけて研究に取り組むことになります。B4ゼミで毎週指導教員や他のB4の仲間と議論しながら、研究テーマをより精緻化し、研究計画を立てて実際におこない、分析し、卒業論文としてまとめて第2学期の末に発表します。

 

最終更新 (2011年 4月 03日(日曜日) 17:59)

 

修士課程の学生の生活はどのようなものですか?

修士1年は授業があるため結構忙しくなるでしょう。研究室のゼミやチームプロジェクトに加えて、授業にかなり多くの時間を使うことになります。

もしも私たちの研究室以外の研究室から新たに加わった場合には、加えてライティングゼミに参加してもらいます。このゼミは私たちの分野の文献をどのように見つけたら良いか、どのように文献を読み、どのように学術的な文書としてまとめたら良いかという基礎的なスキルを勉強してもらいます。

多くの場合1年目の最後の数ヶ月から、修士論文の研究を始めます。テーマについてはまず指導教員との議論から始めますが、全体会や道場破りを通じて研究室内外の多くの人からフィードバックやヒントをもらう機会があります。

研究テーマが決まったら、修士2年の間は修士論文研究に集中することになります。

 

最終更新 (2011年 4月 03日(日曜日) 19:18)

 

博士課程の学生の生活はどのようなものですか?

博士課程の学生の主な仕事は研究に集中することです。

授業を取ることはほとんど必要ないでしょう。ですから出席すべき研究室のゼミを除けば、時間の自由度はかなり高いと言えるでしょう。

しかしそれは、あなたが全く「自由」で何をしてもよくて、研究は週に数時間だけすれば良いという意味ではありません。

逆に、あなたが1週間努力した結果としてふさわしい研究成果を、毎週出し続けることが求められています。つまり、あなたは自分自身で自分のタイムマネジメントをおこなう高度なスキルが求められるということです。

最終更新 (2011年 4月 03日(日曜日) 19:18)